小説やドラマの時代設定はさまざま
現代でも、ちょっと前の昭和でも、さかのぼって江戸時代でも随意である
そこに人間社会があれば生き様や運命を描いたり、演じたりできる
いわゆる時代物では時代を前に設定しながらも
描かれた時代の思想や風潮に影響されてしまうのである
この頃の時代もの小説やドラマはことさら現代風のように思う
ま、昔に生きたことがないのだから仕方がないか
その現代風の時代小説をドラマにして現代の若者が演じると
風物、着衣は江戸時代でもまるで現代ドラマのごとくなる
やっぱり違和感あるよなあ
わたしだとて
浪花節調な時代劇やチャンバラが好きなわけではないし
古い時代劇をみたり、古い時代小説
たとえば柴田錬三郎、吉川英治などなど読んでも
古いなあと嘆息してやめてしまうのであるから
すこしは現代風でないともうだめなのだろう
でも、それがあまりにもかけ離れているとどうなるか
というのは
昨夜NHK木曜時代劇「風の峠(銀漢の賦)」を見ていて
つまんなくなってしまったので見るのを止めてしまった
中村雅俊さんや柴田恭平さんは決して若くないのにね
それでも現代風に思えるのよ、なぜだろうね
たまたま葉室麟『銀漢の賦』を読んだばかりだから
葉室燐さんの小説も特徴あるのだけどね
大河ドラマ『花燃ゆ』も視聴率悪いのがわかる気がした
俳優さん若いものね(立派に演じていらっしゃるが)
大河ドラマを期待する年齢ってものもあるしねえ