いえね、それによって歴史認識も違ってくるのにね
『中国の歴史認識はどう作られたのか』(東洋経済)という
中国育ちの在米国際政治家学者、ワン・ジョン氏が書いた専門的な本を
興味があるので、読みたいとは思っているのだが
ちょっと難しそうで、いまだ手に取らず、積んである
で
これまたぐっとくだけて、でも力作、浅田次郎『蒼穹の昴』を読了しての感想
清国の末期、有名な西太后の執政時代の物語
書き下ろしの当時(1996年)にもてはやされた本だけあって、さすがおもしろい
でも、これって、それって中国のひとたちはどう思うんだろうねと考えた
長い歴史、広い中国、その歴史上人物を物語にする日本の作家は多い
司馬遼太郎、井上靖、宮城谷昌光など
日本人がたとえ資料を読み漁り、読みこんだとしても
想像し、創造するについての当然、違和感あるのだろう
また
本国ではそういう時代をどんな風に教えているのか、考えているのか
やっぱり『中国の歴史認識はどう作られたのか』も読まなくちゃならないなあ
わたしは10年前、古本屋さんで上下巻200円で買ってあったのだけど
上下二段組みで、かなり目に厳しかった
この文庫本の方が読みやすそうだね