カテゴリ:読書メモ
まえにいちど、古典(明治・大正・昭和初期)の男性作家の女性描写が ところが最近、吉田健一氏の文学エッセイ『文学人生案内』の冒頭 その「文学に現われた男性像」冒頭部分(少し長いけど) 「文学に現われた女性像」という風な記事は今までにもあったが、 と始まって森鴎外の『舞姫』では悲劇のエリスは名前を覚えられ同情されるが、 けれども太田だって本気で恋愛したのだ。 それでなぜ太田はすべてをささげずエリスを捨てたか ただそれが悲劇的になったのは社会の支持がない恋愛は破綻するのだという。 吉田健一氏は書いていないが、そこには国際結婚の難しさもあったであろう。 というように一見女性を描いて輝かしているような文学の 森鴎外『雁』夏目漱石『坊ちゃん』志賀直哉『暗夜行路』武者小路実篤『友情』 川端康成『雪国』横光利一『旅愁』小林多喜二『蟹工船』(えっ、と思ったけど) あと外国文学のシェイクスピア『ハムレット』モリエェル『守銭奴』スタンダール『赤と黒』 ドストエフスキイ『罪と罰』フローベル『ボヴァリー夫人』モオパッサン『女の一生』 ジイド『狭き門』ヘッセ『漂泊の人』ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』 ほとんど読んでいるのでなおおもしろかった。
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