カテゴリ:読書メモ
ジュリアン・グラック『シルトの岸辺』(仏国1951年初版) やっぱりこの小説はシュールレアリズム文学のようだ さてストーリー 時代は不明、ヴェネツィアみたいな風景の架空都市オルセンナ そこは対岸が300年のもわたって戦争状態にある岸辺の城砦 そこへ都市政治を牛耳っている上層部のスパイなるものか 勤めている兵士たちは仕事と言えば農家に派遣されて しかし、都市では権謀術数、暗躍の果て、戦争は恰好の話題 何か(戦争)が起こりそうな緊張で物語は終わっている これが書か1950年代だけれども 寓意というにしてはちょっとリアルかなと思う 倉橋由美子さんの『偏愛文学館』に好きな文学と紹介してあり
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年03月27日 19時32分21秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書メモ] カテゴリの最新記事
|
|