カテゴリ:ばあチャルの読書記録
7月になった。 先月末に誕生日が過ぎ、一つ若くなった。 さて、6月はたくさん本が読めたが、 「断捨離」とて減らさないといけない中古本の処理でもあったので支離滅裂ではある。 けれど、なんとなくつながる感想になり、おもしろいものだ。 読書ってのはそこが楽しいので・・・。 『コンカツ?』石田衣良 実用書の感じで今「どんな風」って思って読んだ、不謹慎のそしりかな。 それではいけないと、 『海市』福永武彦 純愛物語この小説。ヒロインが悪女かなあと。 『蹴りたい背中』綿矢りさ 一気に高校生時代に戻って「わかるわかるその気持ち」 『ポアロのクリスマス』クリスティー 間食にミステリーを、お馴染みのポアロ。 ポアロもの、半分以上は読んだ。マープルはすべて読んだが。 『スティル・ライフ』池澤夏樹 またまた若い気分になり、新鮮な感覚を楽しむ。 『ホロスコープ物語』森瑤子 12星座にことよせて12人の女性の物語。 星座で性格がわかれば苦労はない。 この作者さんはこってり派。南の島の雰囲気バリバリ。 というわけで 『セブンデイズ イン バリー』田口ランディ 南の島の汗ばむ湿気と花の香にむせそうな一遍 旅に出て、こんな創作をしてしまう作家魂に乾杯! 田口さんは当地にまだ住んでいらっしゃるのかしらん? 地元、唯一の本屋さんにはコーナーがあって、どのご本も手に入る。 『北の愛人』マルグリット・デュラス 『愛人 アマン』の焼き直しのようではあるが、老年になって再び筆を執ったので、 さすが感性が理知にくるまれるとこうなるのか。 『アメリカの友人』パトリシア・スミス 『太陽がいっぱい』のアランドロン演じる主人公がどっこい生きていて、またまただまし討ち。 古典かおるミステリーなり。 『歴史再検証 日韓併合』崔基鎬 日韓本はいろいろ読んでいるが、alexさんがかなりまえにおすすめの本。 やっと読んだ。うーむ益々わからないお国だ。 『牝猫』コレット 60年代に映画になった。 猫好きの青年が結婚して破綻するという物語。 犬だったらよかったのかもしれない。 猫とはねえ。しかも牝猫。 好きが徹底すれば、何かと悶着が起こる。 それでなくても結婚は異なる二人が折り合うのだ。 自由と協調性、個人主義の矛盾。 最近の非婚化傾向。日本、やっとここまで来たか!(笑) 『沈黙の春』が重苦しいので(そんな事言ってられないのだが)三島由紀夫『岬にての物語』に移行。 初期の短編集だがさすがの文才!とても素晴らしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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