カテゴリ:読書メモ
先日、この本の冒頭と同じく『私にふさわしいホテル』すなわち「山の上ホテル」の近く、神保町を歩いてみて(時も同じ夏)「わたしにふさわしい街に帰ってきた」なんてね、悦に入ってるこのごろです。
ほんとにどうしょうもないのが本好きのオタク、っていうような内容の作品です。 売れっ子作家になるため、なんでもやる、なんでもありのエンタテインメントです。 作者の柚木麻子さんがそうなさったとか、そうだったとは思えないのですが、ハチャメチャに苦労する新人作家の奮闘物語。 軽くて面白かったですよ。 ひとつ気になったことがありました。 作家さんが作品についてのネット上の批評批判で落ち込むことがあるってこと。 そりゃそうでしょうえね。 ほいほい、わたしも遠慮なく書いてしまっているときもありますですよ。 いくら「このど素人が!」って思っても気に病むのが人間。 ネット上の勝手なおしゃべりは止まらないですから、 むしろ「わたしにはこの作品は合わなかった」というオブラートの裏に「どへた!」があり、 良いところの指摘にニンマリするように、ひそかに「わたしのどこがいけなかったのだろう」と考えた方が作家として成長すると思えるんですけどね。 オタクって怖いほど知ってるひとでもあるんですもの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年07月03日 09時42分36秒
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