権力を握ったら権力者に欲が出る
権力欲はとどまるところを知らず、腐敗する
一握りの権力者の権力を保つために、多くの人々を虐げる恐怖政治
国を挙げての息が詰まるような監視と密告制度の克明な描写
読み始めのうちは「えっ!これって北朝鮮のこと?」
作品が書かれたのは1949年、だから違いますね
1949年に1984年を未来として想像したのですから
その1984年もとうに過ぎて、超未来の現代にも当てはまる権力闘争
基本は変わってないのですね
小はスポーツ団体や各種の学会や官庁、国の機構・政治
権力闘争のような、はじき出すような地域の中
もっと言えば、このごろはネットの中でもいろいろあります、やってます
暴言、讒言、揶揄、など言いたい放題の様相
「自由は隷属なり」とこの小説の仮想国家権力のスローガン
あながち間違いではないです
自由・自立とは何か?と考えさせられた一書