「後味の悪い~」ということで、ブログにするのを迷った小説
さすが吉田修一さん、登場人物たちの描写がうまいので
そこら辺にいそうだから、困るのだが
ま、わたしゃ化石化しかかっている昔の人間だから、まともすぎるかわからんけど
登場人物が全員理屈なしに
小悪い、というか、上面(うわつら)のみで生きている
どういうことかというと(ネタバレになりそうだが)
あるきっかけでシェアハウスしている5人の若者たちのお話
その人物たち
杉本良介・・・大学三年生、実は
ほとんどストーカーまがい恋愛
大垣内琴美・・・無職、実は
人気俳優の秘密の恋人業
相馬未来・・・イラストレーター、実は
アル中寸前
小窪サトル・・・男に男を売る仕事、実は
空き巣ではない侵入魔
伊原直輝・・・真面目な普通の会社員、ところが
とんでもない人であった
そのとんでもないことが気持ち悪くなったんだけど
5人は実に和気あいあいと暮らしている
上手に生きるには「なりたい人物像」を演じていくのが一番!
とか
なのか?