カテゴリ:ばあチャルの生活情景
十数年ぶりに気が合う三人が会った。
わたしたちの十数年経過はすごいことになるよね。ま、若くてもそうだろうけど。 中華街に繰り出すとて、石川町駅で待ち合わせ、先についたのでちょっと待っていた。 しばらくして改札口を出てくる友ひとりの面影をかろうじて思い出して、「わ~い」と手を振って迎えたのまではよかった。でも、もう一人は誰?背の低いちょっと腰の曲がったおばあさん? 中華街に向かいながら、まだ釈然としない。約束の三人のはず、彼女が違う友人を連れてくるはずがない。話し始めるとなんとなく思いだしたが「○○さん背が低かったっけ?」と思わず言ってしまったのだ。 そう、わたしたちばあさんはみんな背が低くなっていく。仕方がない。でも。そう、彼女が三人のなかでかなり年下なのだったのだ。 実はその彼女、背骨を一か所圧迫骨折してしまったのだ。しかも背骨のパーツが次々と潰れて一気に背が低くなってたのだそう。痩せてスマートだった彼女、骨密度がかなり低かったらしい。 2、3前の発病だそうだ、彼女は痛みに耐え、コルセットで締め付けてようやく普通の生活になったばかりだったので、ほんとうにつらかっただろうなと思うが、別人の様子にわたしの衝撃如何ばかりか! 90代ならよくはないけど仕方がないと思うが、60代でもそういうことが起こるのだ。 しかし、見た目は一番おばあさん然としていても、イニシアチブは元通り変わらない、行きつけのお店をちゃっちゃと案内してくれ、近況やら、それからは例によって話題は健康のことになるのだけどね。 やがて元町を散策などをし、「昔あの店この店を闊歩したね」と懐かしい一日だったけど、夜寝る時まで衝撃は去らなかったので。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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