『なんとなく、クリスタル』(「なんクリ」改め「もとクリ」だそう)後編のこの本
『33年後のなんとなく、クリスタル』(いまクリ」)は1950年後半生まれの人たちの20代前半から50代前半への軌跡。
わたしは1988年、46歳の時に「もとクリ」を読みました。1980年~81年にかけての沸騰した話題から少々遅れて。
登場人物みたいに若くはなかったけれど、それでもまだバブル期、ちょっと軽薄だけどそんな雰囲気わかると思いましたよ。
なんにも考えていなかったわけでもないけど、肩パット入り大きめの洋服、ふわふわの髪型、アクセサリーをごちゃごちゃつけて、いい中年なのに派手。
さて「いまクリ」の感想。
50代になった女性たちは何かを考える女性になっていた。
当たり前です。そう、いっちゃえば身も蓋もないんですが。
この本の読ませどころはページ数にして三分の一にもなる”註”とか。
しかし、その巻末に置いた”註”が
読みにくかった!!「もとクリ」のように右側本文、左側”註”にすればよいのにと思いました。”註”が作者の言いたいことであるのだからなおのこと。
TVなどの映像ではわからない行動や考えが伝わっています。大病をなさってもめげずに明るくしゃれ心を失わず前向き。そういう人が多くなりました。