宮部みゆきさんの「杉村三郎シリーズ」が面白かったのはもちろんですが、年頭から「今年の一冊」になりそうな遠藤周作氏訳の
モーリアック作『テレーズ・デスケルウ』に巡り合ってしまったのには興奮しました。
遠藤周作氏の作品がらみで、たまたま松岡正剛さんの「千夜一夜」を検索していて感想を拝見、ビビットきました、わたしの読みたい病にかかる瞬間、絶対にはずれないのですよ。
いままでにそういう何冊かの本がありまして、思い出すままにアップしてみますと
『レベッカ』ダフネ・デュ・モーリア
高校の現代文の授業の時先生が情熱的に語っていらしたのにピンときた。
『ヘンリ・ライクロフトの私記』ギッシング
新聞記事を読んでいたくそそられ。
『春にしてきみを離れ』アガサ・クリスティー
クロワッサンの栞に「友へ、ぜひ読んでほしいと思う私の一冊」に挙げられている15冊の中でひらめいた。
『子供たちはどこにいる』メアリ・H・クラーク
う~ん、忘れた。
『笹まくら』丸谷才一
米原万里さんの
『打ちのめされるようなすごい本』で知った。
『冷血』トルーマン・カポーティ
何だったかなあ、なんとなく(笑)
『ヘンリ・ライクロフトの手記』以外はすべてそくそくと迫ってくる雰囲気が、飛ぶように読ませて、とにかくわたしには忘れられない本になってしまったのでした。
というわけで、今月の一冊は
『テレーズ・デスケルウ』