「メディアが本当のことを伝えないこの国の真実」の惹句に期待して読んだところがありますが、「普通にわかっていますが、何か?」という印象でした。
このような情報はこの時代こまめにネット、新聞、TV、雑誌をみていれば知ることができる、まあ、自由なありがたい日本でもあります。
しかし、そうは言っても歯切れよく平成30年の時代がどうだったかをよくまとめてあります。
「失われた20年」という景気の低迷、格差拡大、「東日本大震災」「原発事故」の自然災害と人災への取り組み。そして五輪後の景況、移民を受け入れるざるべき国の事情、アメリカと中国の冷戦間の日本、安倍政権後、など。
「米国人ジャーナリストだから見抜けた」ところは、(わたしが)しいて言うなら、「このところの嫌韓」への冷静さ保持、本土と分断している沖縄人の立場、日本のジャーナリストたちの発信力強化、でしょうか。
「おわりに」にお書きになってますが
外圧に弱い日本の近未来(ポスト平成)は「黒船ペリー」「第二次世界大戦後のGHQ、マッカーサー」につぐ第三のショックは米国(米軍撤退など)か、中国だとおっしゃる。
日本滞在20年の米国人ジャーナリスト、親日家であられるでしょうが、米国人らしいです。