個性的な6人とその周りの人々の暮らし。言い換えれば「キャラ立ちの6人」の困難と癒しのオムニバス。
ほんのりと泣かされます。文脈もそつなく嫌味もありませんし優等生です。
興味深かったのは、「スナックひばり」でそれぞれに合うカクテルをかわいい女の子のバーテンダーが作ってくれること。カクテルの作り方と花言葉ならぬカクテル言葉。
ひろってみると
カミカゼ(ウオッカとライムとコアントロー)=
あなたを救う
カシスソーダ=
あなたは魅力的です
ブルームーン(ドライジンをベースにすみれのリキュール、漉したレモン果汁)=
無理な相談
ソルティドック=
寡黙
オールドファッションド(角砂糖にビターズをしみこませたものと5個のアイスキューブを敷いてライウイスキーを注ぎ、レモンの輪切りとオレンジ半月切りとレッドチェリーをカクテルピックにさしたのを入れる)=
我が道を行く
シャンディガフ(ビールとジンジャーエール半々)=
阿吽(あうん)
などなど
言葉もいいけど、カクテルって奥深いね。ちょっとはまりそう。