カテゴリ:読書メモ
ひさしぶりに銀座、松坂屋デパート跡地の「銀座シックス」6Fの蔦屋書店をのぞいた。コーヒーも飲めて、はやりのちょっと贅沢な空間。そこで「旅に関する本」フェアがありひょっと目についたのがこの本。そういう出会いが本好きには冥利なのだ。
『さいはての彼女』 落ち込んだとき、失敗したとき、にっちもさっちもいかないとき、どーするか?旅に出よう! 「旅は出会いと癒しと出発の場でもある」という4編のお話。 主人公たちはそれなりに活躍し、年輪を経た熟女、その旅先での気付きに親近感を覚える。 わかるよね、わたしなどもさしたる問題がなくても、旅行の終わりの帰り車中などで「さあこれから!」と思ったり「人生の一コマに記憶」したりして、なにがなし旅愁に浸るもの。 「さいはての彼女」北海道は網走にて、ハーレイダビッドソンを駆使してる若き女性に会う意外性 「旅をあきらめた友と、その母への手紙」一人旅にて伊豆半島は修善寺温泉で来し方を振り返る 「冬空のクレーン」またまた北海道は釧路、丹頂鶴の里での出会い 「風を止めないで」「さいはての彼女」に登場のバイク好き若き女性の実家、山梨は甲府での母親の姿 なかなか凝っているストーリで、わかりやすい文章でよい。 ところどころ描写が漫画チックなところが気になるけどね。(例えば、照れ隠しに鼻の頭をぽりぽり掻く彼という動作がたびたび描かれるが、そんなひと見たことないけどなあ、と言いつつそんな細かいこと突っ込まなくても・・・笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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