コナン・ドイル、ホームズシリーズのオマージュ。こういう本を書く作家はよほど好きでなければ出来ないやね。「シャーロック・ホームズ」シリーズを中学生時代に読みふけり、しっかり若い頭に入って推理小説にはまった者としては、ただ至福に浸っていればよいの。
発想の転換、登場人物をすっかり女性に入れ替えると、事件も色模様が違ってくるのが面白い。しかし、やっぱり本家の『緋色の研究』のストーリーを忘れてるので、あわててウイキペディアにお世話になる(なにさ、若い頭が・・・と威張ってさ!)主人公の名前以外の登場人物、どうも聞いたような名前と思ったら、それももじっているのだと知る。
その後のシリーズに発展する布石がちりばめられていて、この作品も続いていくらしい。