「面白くて怖くて夢中に読める」
と自家薬籠中の物にしていたクラーク本の第二弾。
わたしがハマった最初のクラークの作品でありまして30年ぶりに再読す
もちろん細かいところは忘れていましたから
「面白く、怖く、夢中で読みました」
しかし、しかしです
あれれ、偶然が重なりすぎなんじゃない?
そうです
ご近所に住んでいて知り合いの人が、
元弁護士で隠居仕事に昔のナンシー・ハーモン事件を調べていたとか
ナンシーの亡くなった母の友人が精神科医で事件に乗り出すとか
都合よすぎますよ。
と、これって二度目に読む余裕なんでしょうね。
で、余裕の夢中読書でも、やっぱりその深層の闇は考えさせられました
ヒロインのナンシーが知らず知らずのうちにはまってしまう異常の夫婦関係。
今ならこのような独特な心理解明のスピーディーな展開の本は
たくさんありますけども、
30年くらい前(初版1975年)の時代には少なかったから
いえ、はしりだったように思いますから、印象深かったわけです。
しかし、もう古典なのかも
私の持っているのは新潮社の文庫初版本(1980年発行)
いまのところ、その文庫しか古本市場にはありません。
カバー裏にバーコードがありません、新中古書店ではもう引き取ってくれませんよ
もちろん個人通販すればいいのですね、しませんけど 笑