小さな趣味の会の幹事をしている。
先生90歳を囲んで、生徒の平均年齢は約78歳。
幹事のわたしが80歳という
なんというか、おそろしいような会なのだ。
月2回のペースで集まっていた。
コロナ感染症蔓延状況のため、今年に入って開いた会合は1月と4月のみ。
まあ、仕方がないことだ。
ワクチンが高齢者に行き渡ったことで、9月は集まってみた。
もちろん変異株が次々と現れて不安定ではあるけれども
黙ってやる作業だから、マスクをして、換気をして、人数も10人を超えないし、と。
確かに、集まれば楽しいし、励みになる。
でも平均78を考えると皆自身で不安を覚えるのも本当だ。
「やはり、集まるのは控えようか」
この9月は1回だけにしようとの意見がまとまる。
それも仕方がない。
だけれども、だけれども
集まった皆さまたちのお顔を見て(自分の顔は見えないから言うが)
なんというか、おそろしく疲れ気味の
「孤独の痛み」に押しつぶされ
ていってるのが、わかってしまうのだった。
会えない、集えない、会食できない、旅行できないが
「明日何か予定がある」ということを無くす。
懸命なる趣味人たちだから、それなりに努力工夫はしているのだろうとは思う。
それでもなお足りないものが出てきてしまうのだと深く心にとめた。