テーマ:本のある暮らし(3289)
カテゴリ:ばあチャルの読書記録
わたしとしては読書がはかどった9月
ビールの味に模して硬質と淡麗に分けて 硬質 『事件』大岡昇平 『忠臣蔵とは何か』丸谷才一 『辻邦生作品 全六巻 3』 「北の岬」 語り手がフランス遊学からの帰路、船で巡り合ったスイス国籍の修道女マリ・テレーズと知り合い、航海をつづけるうちに、友情とも愛情ともつかぬ交流持つ。日本に帰国してしばらくこの後、伝道している彼女に再会したのは、荒波の打ち付ける北の岬だった。 「空の王座」 新聞記者である語り手は、南村順造という考古学者に興味を持ち、レバノンの奥地の発掘現場に訪ねる。そして交流のうちに彼の孤高の姿に触れる。何ゆえに孤独を好むのか。発掘研究対象の<空の王座>(からのみくら)がある奥地は、中東がシルクロードにつながる場所というのが興深い。 「献身」 「洪水の終わり」 端麗 『春にして君を離れ』アガサ・クリスティー 『緑の中で』椰月美智子 『明日の食卓』椰月美智子 『人のセックスを笑うな』山崎ナオコーラ 『お墓まいり記』山崎ナオコーラ 『しずかな日々』椰月美智子 自分の5年生の頃を思い出す。子供なのだけれどもういっぱしの大人の気持ち。心の目覚めがよくとらえられている。14~15歳もターニングポイントだけれど、その時ほど生々しくないのが、懐かしい。 『おもひでぽろぽろ』 監督 高畑勲 シネマ・コミック6 5年生の思い出を辿ったら、秀逸のジブリ作品と思う。DVDも持ってて時々見ている、わたしこだわりの作品。 『橋を渡る』吉田修一 『美しい距離』山崎ナオコーラ 身近な人を看病して死を迎えるにあたって、どのように対するのか? その人らしいとは?死に向かうのも生きかたそのものであり、 それは自分の死にかたであり、清ぎよしい死にかた、 あるいは清ぎよし生きかたが浮かんでくる、著者の目線が新鮮。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年09月30日 14時12分27秒
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