『いつか陽のあたる場所で』乃南アサ
音道貴子シリーズ以来、しばらくぶりでの乃南アサさん小説。
これもシリーズということですが、警察に捕まってしまったほうが主人公の二人とは、意表を突かれます。ひとりは殺人、他は昏睡泥棒の罪!!しかも刑期を全うして社会復帰中という設定。逮捕歴を他人に秘して、谷中という古き良き時代の下町風情での生活。
ぶっちゃけ更生生活…。どうなることか、でも、そんな緊張感ある日々をさらりとまじめかつ、哀愁をこめ、ユーモアぶくみによく描けていますので、二人に感情移入バリバリです。乃南アサさん、ほんとうまいですね。
シリーズ2~3が楽しみに。こういう時、遅れて読むのは利点があります。すぐ続きを読めますから。
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11月になって次々と面白い読書をしています。これも月初めに読み終わったのですが、なかなかブログに出来ませんでした。というか、このブログ20年目を今日迎えるのですが、こういうスタイル、ほんとにもうマンネリで(飽きて)どうしようかな~と、悩みに悩んでいます。
本は読めばみんな面白い、楽しい。だからもう、それだけでいいんじゃないかと。