明け暮れて
前から夫の前立腺不調があって、入院・手術・予後の明け暮れて2週間でありました。病気部分の特徴としていろいろ不都合が起こり、夫の白内障も一段と進んでいて見えない、見えないとなお複雑に世話がかかり大変でした。こんなこと介護とは思いますまい、でも、こちらも4歳違いでしかなく老化はお互い様なんですが。ほんと、わたしは風邪を引いてもほおっておかれるのに。さて、気分転換にと久々にアップなのだけど、読んだ本吉村昭『海の祭礼』と浅田次郎『赤猫異聞』両本とも筆力・迫力満点で、本の中に入り込めばなかなかの現実逃避なり。吉村さんの『海の祭礼』は真面目な努力を考えさせられ、浅田さんのはエンタメ的な面白さに酔いました。わたしはやっぱり本によって生きているのでございました。3月のはじめでしたが、庭にも蕗の薹が見つかり蕗味噌にしました。