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思ってたより断然、面白かったです。
文庫版の上・中・下巻で読んだんですが、ホントに一気でした。 騒がれている頃に、テレビとかでやたらにモナリザの謎とかについてやってたので、もっと難しい、というかダン・ブラウンなりの自説が展開される内容かと思っていたんですが、それは違いました。 あと、僕は流行りものとかに妙な反発心を持ってしまうので、逆に「結構くだらないのかな」というイメージも勝手に持ってたんですが、どちらの予想も良い方向に大きくはずれていました。 すごくスピーディでスリリングで、しっかりとミステリーになってましたし。 合間で入ってくる、ダヴィンチがらみの話とか、シオン修道会の話なんかは興味をそそられるし。でも、小説内で事実としている部分でも、実際は事実じゃなかったりするらしいですね。つまり全体がフィクションだと思っていればいいと思うんですが。 ま、ミステリーっていうのは本来フィクションですからね。それでいいんだと思います。 ただ、キリスト教が根付いていない、というか宗教が生活に密着していない日本人には少し分かりにくいかもしれないですね。感覚的に。 物語を通しての基本的な部分に、キリストにかかわる秘密というのがありまして、「これが明らかにされると大変だ」というのが前提になっているんですが、この辺が僕の感覚だと、「別にいいんじゃないの~」的な秘密なんですよね。 「そのぐらい普通じゃない」というような。 そうそう。この本を読んで「映像で観てみたい」と思って、さっそく映画のDVDを借りてきたんですが、こっちは原作より大分落ちますね。 話が分かりにくいし、というより、この映画だけ観て分かる人がいるのかなと思ってしまいます。 映像もなんか全編通して暗いですしね。映像が暗い映画と照明が暗い飯屋は好きではないんですよね。 こっちは相当がっかりでした。 まあ、あの内容を映画にしようとすれば仕方がないのかもしれないですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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