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中島らもさんと言えば、エッセイストというイメージしかなかったんですが、この作品が日本推理作家協会賞を受賞していることを知り、読んでみました。
そしてここは声を大にして言いたいんですが、非常に面白かったです。 正直それほど期待していなかっただけに読後の喜びがひとしおでした。何気なく入ったラーメン屋さんがおいしかった的なうれしさですね。 僕はエッセイとかをあまり読まないので、中島らもの作品は全く初めてだったので、余計に衝撃が大きかったかもしれません。 ちょっとミステリーっていうのとは少し違う感じですが、スピーディな展開と合間にちりばめられた呪術系の知識、そしてちょっと力が抜けるようなユーモラスな文章。 全てがよかったですね。 この作品は宗教とか呪術がメインテーマになっていて、呪いに対する考え方とかも面白いですね。このあたりは京極作品を読んでいたので理解しやすかったです。 文庫本で上・中・下の3冊ですが、全く長さは気になりませんでした。 というより、今からでもまた再読したいような気持ちです。 きっと何回読んでも面白く、読むたびに新しい発見がありそうな気がします。 そうそう、嫁さんは中島らものエッセイをいくつか読んでいて、彼女いわく、エッセイで出てきたエピソードとかも沢山含まれていて、それらを思い出しながら読めて、よけい楽しかったと言ってました。 エッセイも読んでみたくなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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