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テーマ:本日の1冊(3697)
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最近読んだ本をまとめて書いてみようと思ったんですが、そんな事をするとまたしばらく更新が滞ってしまいそうなので、とりあえず一冊ずついきたいと思います。
久しぶりの横溝作品でした。 何となく横溝ワールドにもぐりたい気持ちで読んだんですが、ちょっとがっかり。 別につまらないというわけではないんですが・・・。 横溝作品といえば、八つ墓村や犬神家などのように、戦後まもない山村とかが舞台で、怪しくて曰くつきの家があったり、変な伝説があったり、妙に姉妹が美人だったり、おばあさんが必要以上に怖かったりという印象が強いですよね。 僕は強いんです。 で、そんないかにもな横溝ワールドが大好きなんですよね。 その横溝ワールドに浸ろうとしたんですが、この作品は舞台も割りと最近。 ま、最近といっても高度成長期の頃ですかね。僕の親とかがバリバリ働いているころかな。 舞台は集合団地。その頃、バンバン郊外とかに建ててたやつですよね。 コンクリート造りで5階建てくらいの。 あれが舞台です。 ま、さすがに内容は怪文書が出てきたり、正体不明のマダムがいたりで、社会派っていう感じでもなく、そのあたりは横溝だったんですが、なんとなく、団地に金田一っていうのが馴染めなくて。 そうそう。今回のを読んでちょっと思ったんですが、カバーの後ろとか裏に書いてあるあらすじというか紹介文のところに「意欲作」みたいに書いてあるのは要注意かもしれないですね。 違う作風のが読んでみたい時はいいと思うけど、いかにも的な作品が読みたいときはちょっと控えたほうがいいような気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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