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テーマ:本日の1冊(3697)
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うーん、これまでのレクター博士の印象とこの作品のハンニバルの間のギャップが埋められなかった。
これがあれになるかなーというのが正直な感想です。 もうちょっとピッタリとはまれば、そのままレッドドラゴンになだれ込んでも良かったんですが。 でもあれですね。レクター博士は主人公というより、主人公をくっちゃうような強烈な脇役が一番かも。 シリーズ作品でも「レッドドラゴン」「羊たちの沈黙」は好きですが、「ハンニバル」はちょっとイマイチでしたし。 終わり方が僕としてはいただけなかったのと、やっぱり彼は主人公には向かないような気がしました。 シリーズが進むごとにレクター博士にスポットが当たっていくのが、嬉しい部分もあるんですが、うーん、となるところもあります。 他に大きな事件があって、別の主人公がいて、そしてレクター博士のシーンがやけに印象的、みたいな方が見てみたい感じです。 とはいえ、今回の作品は特に日本人には別の部分で面白さがある作品です。 日本人の登場人物もいるし、色々なシーンで日本的な雰囲気が描かれています。 これを外国の作品、それもあれだけ有名なシリーズで書かれていると思うと、日本人としては嬉しくなりますね。 俳句なんかは原文ではどう表現されてるんだろう、と別の興味も出てきますが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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