ぼくの日記（仮）

割りと近くのレンタルビデオが99円セールをやっているので、このところＤＶＤでいくつか映画を立て続けに観ました。
なかなかありがたいセールです。

最近観たのは、「犬神家の一族」「巷説百物語」「ALWAYS三丁目の夕日」の３本。
ああ、そういえば「犬神家」だけはスケキヨフーセン欲しさにツタヤで借りたので、安くなかったかな。

さて、まずは「犬神家」。
最近やったリメイク版の方です。
監督、主役が同じキャストで、同じ映画をリメイクするっていうのも面白いですよね。
そう思って借りたんですが、観てみてちょっとがっかり。
少し前に、前の作品を観たんですが、前作と比べてすごくソックリな感じでした。
わざわざ同じものをもう一回作った、という感じでした。
面白いは面白かったんですが、今回の作品を作る必要があったのかな、と。
もっと違うものを観たかったなというのが正直な印象でした。

ラストの一幕は確か前作にはなかったシーンで、あれを入れたかったのかなとも思ったんですが。うーん。

ま、でも、そういう事を考えずに観ている分には充分面白いし、前作を見ていない人には新鮮かな。
そうそう、三谷幸喜が出てきた時はちょっと笑ってしまいました。あれ、出てるって。

次が「巷説百物語」。
これは映画でやったんでしたっけ。ビデオだけでしたっけ。
ちょっと分からないんですが、夏だからホラーかな、とホラーの棚を見ていたらあったので借りました。
渡部篤郎が又市、小池栄子がおぎんをやってる作品です。
・・・うーん、これは正直受け入れられなかったな～。なんか文句ばっかり言ってるみたいで恐縮ですが。
何だか変なコミカルタッチになってたし、又市とか百介とかも原作のイメージと違ったし。

映画単体としてみれば、というか何の予備知識もなく、この作品を観て気に入る、という人はいるのかもしれないけど、原作を知っていて、そして原作のあの雰囲気が好きな人には耐えられないかも。
本は本、映画は映画と割り切ればいいんだろうけど、・・・それも難しいですね。
これはダメージ大きかったです。

で、最後が「ALWAYS三丁目の夕日」。
これはよかった。
映像が観たくて借りた作品なんですが、内容も良かった。
言ったらよくある下町人情もの、ベタと言えばベタと言える作品なのかもしれないけど、年取ったせいか、なんだか素直に感動してしまいました。
「うんうん、分かるぞ」とか思いながら。

そう、映像もすごかったですね。
汽車のシーン、建設中の東京タワー、昭和の町並み。
素直に言えば「すごく凝ってる」、俗な言い方をすれば「金かかってるなー」というところでしょうか。
まあ、とにかくすごいですね。
観たあとの印象も良かったし、いい作品だと思いました。

そういえばエンドロールにキムにいやんの名前があったんだけど、どこに出てたのかな。
分からなかったな。ピエール瀧はさすがに分かったんだけど。