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すっかり涼しくなってきましたね。
今日は群馬県の川原湯温泉へ行ってきました。なかなか落ち着いていていいところでした。 この話は後日また紹介するとして、とりあえず最近読んだ本をまとめてみたいと思います。 このところ暑かったせいか、ちょっと仕事が忙しかったせいか、本が進まないんですよねー。 僕はだいたいいつも寝る前に本を少し読んでから寝るんですが、ここんとこは漫画ばっかり読んでしまって本のほうがさっぱりでした。 涼しくなってきたんで「読書の秋」ということで、読書熱が戻ってくるといいなと思っている今日この頃です。 まあ、それでもちょこちょこ読んだ中の何冊かの感想を書いておきたいと思います。 まず、「悪魔が来りて笛を吹く」(横溝正史)。 久しぶりに横溝ワールドに浸かりたいと思って読んだ一冊です。 再読になるんですが、読んだのはすでに10数年前。記憶力が極端に弱い僕にとっては初めて読むのと同じ感じですね。 「なんかドロドロしてたよなー」という、うっすらとした印象はあったんですが、やっぱりドロドロしてました。 ただこのドロドロも含めて横溝ワールドはいいですね。夏の湿気のように粘っこい感じの、ジワジワと気持ち悪いような雰囲気。夏にピッタリですね。 久しぶりに堪能できました。 続いて「黒猫の三角」(森博嗣)。 僕にとってもは森博嗣作品では、初めてのS&Mシリーズ以外の作品になります。 うーん、僕はどっちかといえばS&Mの方が好きかな。 ちょっと登場人物たちのキャラクターが濃すぎちゃって、若干ひいてしまった感じが・・・。 でも全体的には面白かったです。 理論的というか理数系というか、独特の森ワールドの雰囲気は好きですし、今後のシリーズ作品もちょいちょい読んでいきたいと思います。 「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」(島田荘司)。 これはもう、随分前に買ってず~っと本棚に眠ってたんですよね。 もうホントにず~っとで、多分10年近く置きっぱなしだった気がします。 手に取った時は(まさかこの本を読む日がくるとは)という感慨で一杯でした(さっさと読めという話ですが)。 別につまらなそうとかそういう訳ではないんですが、本棚に置きっぱなしである程度以上の期間が過ぎると、なんだか読もうという気がなくなってくることがありますよね。 で、感想ですか。 これが面白かった。結構。 この作品は漱石がロンドン滞在中を振り返りつつ書いている、という部分と、いつものホームズ物と同様でワトソンが書いている、という部分で構成されています。 あ、そうなんです。ロンドンに留学した漱石とホームズがある事件に巻き込まれるという話なんですね。 漱石から見たホームズ像も面白いし、話もしっかりと面白い。 事件もある人物が一夜にしてミイラになってしまうというもので、ホームズっぽい雰囲気を残しつつも島田作品っぽい大胆さもあって、ファンには嬉しいですね。 僕が夏目作品をもう少し読んでいればもっと面白かったのかもしれないですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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