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僕はもうここ10年ぐらい、ず~っと同じ栞を使ってました。
嫁さんが結婚前に作ってくれたもので、コーヒーカップの絵が描いてあるものです。 最初は、別にこんなに長く使うつもりもなかったんですが、ある程度使ってくると、何だか愛着も湧いてきて、たまにちょっと姿が見えなくなると慌てて探したりしてました。 まあ、大体ちょっと前に読んだ本に挟まったままだったりするんですが、出てくると一安心で、「よしよし」なんて撫ぜてみたりしてました。 何しろ10年も使ってるとすごいですよ。 この栞は、北は青森(おしくも北海道には行ってない)、南は沖縄まで旅をしたことがありますし、海外ではハワイとオーストラリアにも行きました。 住んでいるところも群馬→名古屋→蒲郡→横浜→群馬と、まあ何しろ長い時間一緒にいたんです。 とはいえ栞ですから、ご想像の通り材質は紙です。 ふつーの紙です。 だからこのところ劣化が目立ってきました。 ちょっとこぼしてしまったコーヒーのシミもありますし、ふんづけたりして折れちゃった跡も1、2箇所ではないし。 さすがにそろそろ引退かな、でも捨てるのは抵抗があるな。 僕はそもそも物を捨てられない人間なので、10年も一緒に過ごした栞を簡単に捨てることはできないのです。 何しろどこに行くにも本を持ち歩く人なので、一緒に過ごした時間は嫁さんよりも長いですし。 もうこうなってくると、知らない人が見たら「栞に恋をしてるんじゃないか」と気持ち悪いような感じになってきますが、まあモノが捨てられない人の心理とはこんなところじゃないかと思います。 で、悩んだ末に、この栞は引退そして殿堂入りという事で、写真立てに入れ今は本棚の片隅にでその余生を過ごしています。 ちょっと悪ノリし過ぎたかな、という気がしないでもないですが、とりあえず邪魔になるまではあそこに置いておこうかと思います。 お疲れ様でした。 そうそう、二代目の栞作成も依頼はしてるんですが、嫁さんもなかなか忙しいようで。 とりあえず自分で作った栞を使ってます。 なんだか、このままコイツをまた10年間使いそうな気がしないでもないですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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