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テーマ:本日の1冊(3696)
カテゴリ:ノンフィクション
前回読んだ「ニホンオオカミは生きている」ですっかりオオカミ熱が上がってしまい、そのままの勢いで読んだのが、この「幻のニホンオオカミ」(柳内賢治著)。
この本は以前、なにかの拍子で買ってそのまま本棚に眠っていたものです。 ちょっと他のオオカミ本が読みたい気分でもあったんですが、お金もなく、とりあえず手元のヤツからと思い読んでみました。(でもこれを読んでる間にニホンオオカミの関連の本をオークションで買ってしまいました) うーん、内容は正直いってちょっと。 「在野の研究家」というよりは、なんていうか趣味の範囲を出ていない感じはありました。 自分がこれまでに調べたことをまとめた、という感じですかね。 ちょっと自己満足的な本かなという気はします。 でも著者自身の体験談や聞いた話などがかなり含まれてて、そういったものを本という形で残してくれたことはよかったかなと思います。 また、あとがきにもあったように、こういった本が出ることで絶滅の危機にある動物のことに少しでも感心を持つ人が増えればいいですね。 それにしても、この本にもあったんですが、ニホンオオカミってホントに難しい存在ですね。 例えば今、ニホンオオカミっぽい動物が捕獲されても、それがオオカミかどうかの判断がきちんとできるのでしょうか。ものすごく時間がかかりそう。 大体、「ニホンオオカミ」をちゃんと知っている人がいないというのが困りものですね。 それっぽい写真が撮れたときに「ああ、これはオオカミだよ」と判断できる人がいないということですもんね。 知ってる人には簡単にできるんでしょうけど。 さて、これを読んでいる間に買ったのは平岩米吉という人の「狼-その生態と歴史」です。 こっちは読み応えがありそうです。 このままの勢いで読破しようかと思ってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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