|
テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:日本のミステリー
うーん、なんと表現すればいいのだろう。このあと味。
悪くはないんですよ、決して。 でもあと味さっぱりというのでもなく、なんか独特な余韻が残りますね。 ちょっと寂しいような、切ないような、でも何となく1つふっきれたような。 小平次はとても主人公っぽくなかった。 弱いのか強いのか、たくましいのか脆いのか。 微妙な人ですよね。 小平次が何を考えているのか、どう思っているのかを考えながら読んだんですが、最後までつかめなかったです。 また改めて読んでみようかな。 しかし、このシリーズはいいですよね。 全部に共通して言える感じだけど静かな物語なのに強烈です。 強烈すぎて、「よかったな~」と思い返しながらも再読にはちょっと思い切りが必要で、なかなか読み返せません。 でもまた読みたいな。最初から。 そうそう。 この間、本屋に行ったら新潮文庫から「完全復刻 妖怪馬鹿」というのが出てました。 京極夏彦のほかに多田克己、村上健司という人の対談を文章化したものらしいです。 さっそく購入してきました。 多田克己さんという人は多分、多々良先生のモデルで、村上さんという人は多々良先生と一緒に旅をしていた沼上くんのモデルのようです。 かなり濃そうな面子です。 この人達がどういうディープな話をしてくれるのか、相当楽しみです。 これを読んでから京極再読週間に入っても良さそうな気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日本のミステリー] カテゴリの最新記事
|