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カテゴリ:読書日記
帚木蓬生「三たびの海峡」を読む。
教科書が教えてくれない、もうひとつの日本史。 深すぎる憎しみは、憎まれる相手だけでなく、憎む本人さえも滅ぼしてしまう。 それを知りながらなお憎まずにいられないほどの屈辱を、かつてわたしたちはアジアの人びとに与えてきた。 テーマは重いけれど、綿密な描写力とスケールの大きいストーリー展開でぐいぐい読ませる。 骨のある一冊。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003.08.19 13:47:44
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