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本読みのひとりごと

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読むこと、書くことが大好きなbiscuitです。
夫、元気すぎる2人の息子と4人暮らし。

新聞記者を経て、フリーランスライター/エディターに。

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biscuit5750@ Re[1]:木々との対話(09/12) >micoさん こんにちは!すっかりご無沙汰…
mico@ Re:木々との対話(09/12) bisさん、こんにちは。まずは次男くんのご…
biscuit5750@ Re[1]:さようなら、クウネルくん(01/27) >micoさん お久しぶりです! コメントを…
mico@ Re:さようなら、クウネルくん(01/27) クウネル。新装された表紙を見てお別れし…
biscuit5750@ Re[3]:子どもを持つことの不自由と、自由(11/17) >バーソロミューさん お久しぶりです! …

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2003.09.15
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カテゴリ:読書日記
村山由佳『星々の舟』(文藝春秋)を読む。
「村山由佳が直木賞をとった」ことは、私にとってひとつの衝撃だった。
だって村山由佳だ。
「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズだ。
集英社のコバルト文庫とか、講談社のティーンズハートとか、
小中学生のころ胸ときめかせたピンクの表紙の延長上に、私にとっての村山由佳は存在している。
もちろん、大好きだったのです。

少女小説家が直木賞をとる時代がついに来たか、と思いながら購入。
そして、実に気持ちよく期待を裏切られた。

「星々の舟」は、女の子のための甘い恋物語などではない。人生のほろ苦さを知っている大人が、大人のために書いた救済の童話だ。
私が足踏みしているあいだに、おいしいコーヒーの秘密を手に入れてしまった村山由佳。
寂しいような、少し懐かしいような。





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Last updated  2009.11.16 10:08:30
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