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2003.10.10
カテゴリ：読書日記
見事に読まされてしまった。
真剣に本を「読む」ことはままあるが、１ページ目を開いた瞬 間から「読まされる」本には滅多に出会えない。 本の魔力に絡めとられ、ページをめくる手を止められない。 あんまり夢中になって読んだので、どこがどうよかったとか、 ここが気に入らなかったとか、うまく説明できない。 ごく私的な感想を付け加えれば、今の仕事に就こうと思った最 初の情熱と誇らしさが、体の底からよみがえってくるような感 じ。 日常の雑事に追いまくられ、現実の壁にぶち当たり、滅茶苦茶 に怒鳴られる半年間で、わたしは大切なことを忘れようとして いた。 好き嫌いを決めるのは、とにかく一度、立ち読みしてからでも 遅くない。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2009.11.14 10:03:32
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