|
カテゴリ:読書日記
…を読む。向田邦子のエッセイ集。
このひとはテレビやラジオのシナリオ書きであるから、 つむぐ言葉は断然映像的である。 だから、長編もわるくないけど断然短編がいい。エッセイが光る。 ところで子供のころの記憶は、いつも物語より映像として心に刻まれている。 つまり何が言いたいかというと、向田邦子の傑作のひとつと言われる「父の詫び状」は、その内容にとって最も適切な、しかも筆者がもっとも得意とする手法で書かれているのだと思う。 理屈はともかく、精巧に作り込まれた工芸品をみるような楽しさを味わえるはず。おすすめ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.07 20:39:31
コメント(0) | コメントを書く
[読書日記] カテゴリの最新記事
|