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テーマ:仕事しごとシゴト(23736)
カテゴリ:おしごと日記
部署でいちばん働き者の上司が、今日からしばらくお休み。
仕事、だいじょうぶかなあ…と不安な気持ちで出社したら、ななななーんと、頼みの綱の文化的上司様まで、体調を崩してお休み。 これはもしかしてひょっとして、実務はすべてわたしひとりでこなすってこと…? と動転しているヒマもなく、電話がじゃんじゃん鳴り、仕事が雨のように降ってくる。うわーん。 発作を起こしそうになり、薬に手がのびたけど、ぐっとこらえてポットに入れてきたハーブティーをゆっくりのみ、深呼吸する。 だいじょうぶ。だいじょうぶ。いっこずつ。 午前中いっぱいでへとへとに疲れ、ほんとはランチに出るひまもなかったんだけど、むりやり時間をつくって外に出る。 スープと紅茶の飲める喫茶店に入って、ゆっくり、おなかをあたためる。 のみながら、アンサリーさんが表紙のAERAをめくる。 アンサリーさんは、女医でジャズシンガーでお母さん。なのです。 妖精さんみたいにちっこいけど、めちゃくちゃパワーのある女性。 かわいい。癒される。元気が出る。 わたしもアロマテラピーインストラクターの勉強、がんばろう。物語も書こう。 結婚も、子どもも、言葉を紡ぐことも、アロマも、ぜんぶあきらめない。ぜんぶつなげてひとつの幸せにして、アンサリーさんみたいに輝くんだ。 …などと自分をはげましていたら、それまで流れていたボサノヴァっぽいBGMが切り替わって、突然アンサリーさんの歌声が流れ出した。 驚いて、最初は、自分の頭の中で流れているのかと思った。 いくらAERAの表紙になってると言ったって、アンサリーさんはまだ、ひっきりなしに喫茶店で曲がかかるほどの有名人じゃない。 うわー、これってもしかして、世界がわたしの味方してくれてる? と気がついて、ちょっと泣きそうになった。 わたしの少ない経験から言って、こういうささやかで偉大な偶然は「そっちの方向でいいよ。だいじょうぶだよ」というしるしになっていることが多いのです。 それから、何だか急に元気が出て、午後の仕事は余裕を持ってさくさくとこなす。 作業にのめりこんで、ぐっと集中してくる感じ。 途中で電話が入ってトラブルがあっても、落ち着いてひとつずつ対応できた。 今日一日のすべきことをびしっと片づけて会社を出るとき、本来のわたしは、働くことが好きなんだなーと思い出した。 そして、仕事でしか味わえないこの独特の高揚感は、前の職種じゃなくても、いまの仕事でも、一生けんめいやっていれば味わえるものなんだ!と発見してびっくりした。 仕事のやりがいを感じるには、あの仕事に戻らなくちゃならないと思い込んでいた、勝手に。 がんばったごほうびに、画用紙と暗記ペン(アロマの勉強に使うのです)を買いに行った銀座伊東屋で、クレイン社とケイトスペードがコラボしてつくったレターセットを買いました。 わたしの大好きなケイトスペード・グリーン(勝手に名前つけた)が封筒にいっぱい使われていて、幸せ。 皆さまのお手元にもいつか届くかも!お楽しみに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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