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カテゴリ:読書日記
まいにち、たくさん眠っている。
10時間とか、12時間とか、そういうペース。 いい夢も、わるい夢もたくさんみる。 からだが眠りを必要としているのでしょう。秋だし。 こういうときは抵抗せず、もくもくと眠る。 寝坊して、ヨーガ。それからkurukkuの本屋さんへ。 最初に行った日の日記にも書いたけど、この本屋さんの棚はすごい。 出版社別とか、ジャンル別とかではなく、「文脈」別なのだ。 パーティの実用書の隣に「ダロウェイ夫人」。 クラフトエヴィング商會の隣に「幻燈サーカス」。 大橋歩の隣には柳宗理。 辰巳芳子さんのスープ本の隣に、吉田篤弘の小説「それからはスープのことばかり考えて暮らした」。 棚そのものが物語になってて、何度行き来しても飽きず、にやにやしてしまう。 前回訪れてから1ヶ月半しか経ってないのに、レイアウトも大幅に変わっている。 秋らしく、きのこや森歩きに関する本がたくさん。 片隅では何やら写真展も。 奥の小部屋には椅子とランプがあって、背の低い本棚に宮澤賢治やレイ・ブラッドベリが並んでいる。 秘密の書斎みたい。 本はできるだけ図書館で…と決めたはずなのに、ここにいると、いつもの本屋さんならがまんできるはずの本たちまですごくおいしそうに見えて、つい棚から取り出し、手に取ってじーっと眺めてしまう。 つくっているのは一体なにものだ?と思っていたら、やはり、プロの本棚コーディネーターの方だそうです。 最近雑誌で記事を見たのに、どの雑誌だったかわからなくなってしまった。 お分かりの方、ぜひ教えてください。 10冊も、20冊も抱え込みそうになるのをぐっとこらえ、クラフト・エヴィング商會の「ないもの、あります」と、散歩の達人の「千年保存版 東京古本とコーヒー巡り」を買う。 kurukkuでは、紙のカバーをつけない代わりに、古い本で作ったしおりをはさんでくれるのだけれど(写真)、これがとってもいい味。 …ちなみにこのしおりは、1910年に出版された「日本百科大事典」の「粉河寺」、そして「小為替證書」の項からできています。 kurukkuのカフェに場所を移し、レモンジンジャーティーで身体をあたためつつ、買ったばかりの「ないもの、あります」を開く。 この本はね、すごいんですよ。 よく耳にはするけれど、一度としてその現物を見たことがない。 そういうものを扱うクラフト・エヴィング商會のカタログなんです。 「堪忍袋の緒」とか、「穫らぬ狸の皮ジャンパー」とか。 巻末には赤瀬川原平氏が「とりあえずビール」について随想を寄せています。 添えられた写真もすばらしいセンス! これ以上しゃべると、これから読む人の愉しみを奪ってしまうのでぐっとこらえます。 ああ、しゃべりたいしゃべりたい。 夜は夜とて、六本木のオーガニックレストランチャオ・ベッラで、今日がお誕生日のYちゃんと女同士合同お誕生会を開き、コースディナーとワインのデギュスタシオンをゆるゆるいただいたのですが、もはや字数が尽きたので本日はこれまで。 Yちゃん、はみがき粉すばらしいです!ありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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