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本読みのひとりごと

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読むこと、書くことが大好きなbiscuitです。
夫、元気すぎる2人の息子と4人暮らし。

新聞記者を経て、フリーランスライター/エディターに。

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biscuit5750

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biscuit5750@ Re[1]:木々との対話(09/12) >micoさん こんにちは!すっかりご無沙汰…
mico@ Re:木々との対話(09/12) bisさん、こんにちは。まずは次男くんのご…
biscuit5750@ Re[1]:さようなら、クウネルくん(01/27) >micoさん お久しぶりです! コメントを…
mico@ Re:さようなら、クウネルくん(01/27) クウネル。新装された表紙を見てお別れし…
biscuit5750@ Re[3]:子どもを持つことの不自由と、自由(11/17) >バーソロミューさん お久しぶりです! …

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2006.12.10
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カテゴリ:読書日記
ロジェ・グルニエ「編集室」(白水社)を読む。
(ロジェ・グルニエについてはこちらを)

著者の、ジャーナリストとしての経験をもとに書かれた短編集。
オリンピック取材に同行する、書けない小説家。
魅惑的な女が、ありきたりな女に変ぼうする瞬間。
不幸を呼ぶ美人記者…

人の世のおかしみやかなしみがていねいに切り取られていて、読んでいると何だか安心する。
事件や事故や数奇な運命についてつづっているのに、行間にはふしぎな静けさが満ちている。
どうしたらこんな文章が書けるのか。
おそらく、どんな出来事の向こうにも人間がいて、その人間ひとりの中にもさまざまな顔が共存していることを、おろそかにしないからだろう。
わからないことはわからないまま、無理やり結論を出さずにそのまま文字にするところもすばらしい。



両親をさそって、話題のIKEAへ行く。
スウェーデン生まれの家具屋さん。
広大な倉庫の2階がショールーム、1階が陳列スペースになっている。
客はまず、チェックリストと鉛筆を持ってショールームを回り、欲しい商品をリストアップして、陳列スペースで商品をピックアップするしくみ。
何しろスペースがでかく、品ぞろえがすさまじく、驚くほど安い。
安いのに、ひとつひとつのデザインがスマートでお洒落。
お洒落に見えるのはたぶん、日本のデザインを見慣れているからだろうけれど。
ジャムのびんと、読書用スタンドを手に入れる。
これから新しい生活を始めるとか、家の模様替えをしたいとか、どうしてもこれが欲しいとか、何か明確な目標とエネルギーがあるときに行く場所。
「ちょっとのぞいてみようか」というにはあまりにもスケールがでかすぎる。

実家からでも会社に通えるのに、あえてひとりで暮らすことを選んだわたしが、家族の中でできるのは、新しい風を吹き込むこと。
ひとりで過ごす時間に育てたものを、少しでも家族に還元すること。
記者をしている間は、家族どころか自分の体さえ顧みる余裕がなくて、妹にずいぶん負担をかけたからね。
今度は、わたしの番です。






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Last updated  2006.12.13 16:29:38
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