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本読みのひとりごと

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読むこと、書くことが大好きなbiscuitです。
夫、元気すぎる2人の息子と4人暮らし。

新聞記者を経て、フリーランスライター/エディターに。

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biscuit5750@ Re[1]:木々との対話(09/12) >micoさん こんにちは!すっかりご無沙汰…
mico@ Re:木々との対話(09/12) bisさん、こんにちは。まずは次男くんのご…
biscuit5750@ Re[1]:さようなら、クウネルくん(01/27) >micoさん お久しぶりです! コメントを…
mico@ Re:さようなら、クウネルくん(01/27) クウネル。新装された表紙を見てお別れし…
biscuit5750@ Re[3]:子どもを持つことの不自由と、自由(11/17) >バーソロミューさん お久しぶりです! …

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2007.01.21
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カテゴリ:読書日記
平松洋子「買えない味」読む。
向田邦子の系譜に連なるうまいものエッセイ。
磁器と陶器。冷やごはんのうまさ。まな板の呼吸。鉄瓶の味わい。
文章は少し癖があるけれど、勢いとリズムがある。
活きのいい魚のように、言葉がぴちぴち踊っている。
つい手に取っては1ページ、また1ページと読みすすめるうち、だんだん心地よくなる。

長年の懸案が解決するさまを「17年前、釣瓶落としの夕暮れであった」とあらわした一文が印象的。
「釣瓶落とし」は「ししおどし」と書き換えても楽しいな。
あのかーんと甲高い音が、腑に落ちる瞬間の雰囲気をよく表す気がする。

何と言っても、台所仕事欲を刺激する文章たち。
日々の台所仕事は、女性に与えられた創造的な特権のひとつなんだと感じさせる。
料理をする気力のわかない日など、この本をめくったら腹に力が入りそうだ。





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Last updated  2007.01.26 11:03:23
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