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カテゴリ:読書日記
梅のおむすびを3つ握って出社。
働く、はたらく。 自分が役に立っていると感じられるのは、幸せ。 仕事の合間にデスクでおにぎりにかじりついていたら「うわあ、うまそうなおにぎりだなあ。でっかいねえ!」と上司に驚かれる。 白いごはんはパワーの源です。 夜。きのことベーコンの和風パスタを作って食べながら、辻信一と三砂ちづるの対談集「だきしめて スローラブ ゆるやかにしなやかに男と女の愛と性」を読む。 三砂先生の議論は時に野性的すぎて受け入れられないこともあるけれど、「子供を産んで育てることは、本来気持ちよくて楽しいんだよ」「女性の体には、外の世界と一体になるすごいしくみが備わっているんだよ」という基本的な主張は好き。 わたしはまだ出産も子育ても経験したことがないけれど、大いに共感する。 辻先生は言わずと知れたスローライフの仕掛け人です。 親と子が、体を触れ合わせることの大切さ。 愛する人と過ごす、「むだ」な時間がもたらす豊かさ。 ごはんを作り、食べ、片づけ、眠る。 一見同じことの繰り返しに見える毎日こそが愛。 それこそが人生。 わたしが最近もやもやと考えていたことがすっきり言葉になっていて、ページをめくるごとに確信が深まる。 手抜きでも、切って焼くだけでもいい。 ごはんを作り、食卓を整え、家族で食べよう。 どうでもいいことや大切なことを、毎日たくさん話そう。 暗くなったらさっさと寝て、朝は早く起きよう。 迷いがあるなら子供を産もう。 たくさんさわって、抱きしめて育てよう。 何もかも完璧にやらなくてもいい。 分刻みでがんばらなくてもいいじゃないか。 ごちゃごちゃと、雑に、風通しよく生きよう。 と、言葉にするならそういう感じ。 そういう家族を、わたしは作るんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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