596506 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

本読みのひとりごと

本読みのひとりごと

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Free Space

読むこと、書くことが大好きなbiscuitです。
夫、元気すぎる2人の息子と4人暮らし。

新聞記者を経て、フリーランスライター/エディターに。

Profile

biscuit5750

biscuit5750

Comments

biscuit5750@ Re[1]:木々との対話(09/12) >micoさん こんにちは!すっかりご無沙汰…
mico@ Re:木々との対話(09/12) bisさん、こんにちは。まずは次男くんのご…
biscuit5750@ Re[1]:さようなら、クウネルくん(01/27) >micoさん お久しぶりです! コメントを…
mico@ Re:さようなら、クウネルくん(01/27) クウネル。新装された表紙を見てお別れし…
biscuit5750@ Re[3]:子どもを持つことの不自由と、自由(11/17) >バーソロミューさん お久しぶりです! …

Rakuten Card

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07

Category

2007.02.04
XML
カテゴリ:読書日記


川上弘美「真鶴」読了。
ああ、ひさびさの弘美節。
一時期、川上さんが江國さんになっちゃうのかと思って心配したけれど、ちゃんと戻ってきてくれた。
この生々しさ、あやうさ、この世ならぬものの存在感。
何とも艶っぽいのだ。

わたしと娘。
わたしと「ついてくるもの」。
わたしと失踪した夫。
夫と知らない女。
わたしとこいびと。

境目がどんどん曖昧になり、自分が他者へ、他者が自分へ、ぐにゃりぐにゃりと食い込んでいく。
女がおんなであるということは、境目をあいまいにする営みでもある。

わたしもそこへ行きたい。
行きたい、行きたい。
京のいるところ。礼のいるところ。真鶴へ。
境目をあやふやにして、世界とひとつになってしまいたい。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.02.06 16:30:10
コメント(0) | コメントを書く
[読書日記] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X