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カテゴリ:こころもよう
週末、いもうとが連休をもらって実家に帰ってきた。
家族で近所の温泉施設へ行ってビールをのんだり、妹に春色の洋服を選んでもらったり(わたしは、ひとりで洋服を選ぶのがあんまり得意じゃない)。 テレビを見てげらげら笑ったり、本を読んでごろごろしたり。 母が用意した鍋をつつき、料理をつくるときの工夫を披露し合ったり。 家族が毎日同じ家に帰って、同じ食卓を囲んで、同じ家で眠る。 蛇口をひねれば水が出てくるのと同じくらい当たり前に、そんな日々が無限につづくのだと、ばかみたいにわたしは信じていた。 けれどその当たり前は、母と父が、両手をぎゅっとつないで輪をつくって、命がけで守ってくれていたものだったんだ。 時間を巻き戻したくなるのがつらいので、別れるときは笑って手を振る。 ばいばい。またね。 すぐに会えるね。 愛し、愛されることは面倒くさくて苦しい。 面倒くさくて苦しいのに、わたし、性懲りもなく繰り返してしまうよ。おかあさん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.06 17:04:24
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