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テーマ:最近観た映画。(40147)
カテゴリ:映画日記
同期の友人Tちゃんが、またもやわたしを試写会に連れていってくれました。
Tちゃんいつもありがとう! 本日の映画は31日公開の「あかね空」。 山本一力が直木賞を受賞した同名の小説が原作です。 時は江戸。わたしの大好きな町、深川蛤町が舞台です。 何と言っても、豆腐づくりの場面が秀逸。 清潔な木の桶からもうもうと立ち上る湯気。 着物の裾をからげ、袖をたくし上げ、汗だくになって豆腐づくりに没頭する永吉役の内野聖陽さんが色っぽい。 出来上がった豆腐を、水を張った桶から大切にすくい上げて、器に入れてくれるところもいい。背すじがぞくっとする。 あんまりお豆腐が好きじゃないわたしでさえ、冷や奴が食べたくなる。 それから、蛤町。下町の街並みがとてもすてき。 活き活きして、町そのものが生きているみたい。 原作から想像していたイメージを、壊さずにふわっと膨らませてくれる、見事な演出。 そして、中谷美紀があまりにもうまい。 うますぎて、時々息をのむほどだ。 このひとは一体どこまで行くのだろう。 目つきひとつで、18年の時間を飛び越えてしまう。 江戸東京博物館で「あかね空」のセットなどを展示しているらしいので、ひさしぶりに行って見てこようかな。 あの博物館は、地味だけど心をこめて作られた、一年中縁日みたいなすばらしい場所なのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.16 16:17:03
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