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本読みのひとりごと

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読むこと、書くことが大好きなbiscuitです。
夫、元気すぎる2人の息子と4人暮らし。

新聞記者を経て、フリーランスライター/エディターに。

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biscuit5750

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biscuit5750@ Re[1]:木々との対話(09/12) >micoさん こんにちは!すっかりご無沙汰…
mico@ Re:木々との対話(09/12) bisさん、こんにちは。まずは次男くんのご…
biscuit5750@ Re[1]:さようなら、クウネルくん(01/27) >micoさん お久しぶりです! コメントを…
mico@ Re:さようなら、クウネルくん(01/27) クウネル。新装された表紙を見てお別れし…
biscuit5750@ Re[3]:子どもを持つことの不自由と、自由(11/17) >バーソロミューさん お久しぶりです! …

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2007.03.25
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カテゴリ:読書日記
朝ねぼう。
窓の外は、ぬるい雨。
土を替えてあげた観葉植物やハーブたちが元気になって、黄緑色の新しい葉っぱがすくすく育ちはじめた。かわいい。うれしい。
シャワーを浴び、例によって米をぶら下げ実家へ向かう。
「米屋でーす」と言いながら実家の玄関を入ったら、母大笑い。

届いていたクウネルを読みながら、ごろごろする。
料理上手の台所!
長尾智子さん。渡辺有子さん。松永絵菜さん。
じーっと写真を眺め、包丁の音や鍋の湯気、エプロンの後ろ姿などを思い浮かべてみる。
どきどきして、いてもたってもいられないほど。
本屋さんでうっとりと棚を眺めるときの感じに、これは少し似ている。
江國姉妹とかーさんのパリ旅行が、すごくよかった。

新しくなった「暮しの手帖」も読む。
ミレーのエプロン。
つばめノート。
すてきなあなたに。
それから園芸の基本もよかった。



小川洋子さんの短編集「海」も読む。
わたしが思うに小川さんの小説は、静謐でかなしい官能的な作品と、静寂の中にもゆるゆるしたあたたかみのある作品の2パターンあって、まるで2人の作家が書いているように空気感がちがう。
「博士の愛した数式」や「ミーナの行進」は後者。「海」「ホテル・アイリス」などは前者に分類される(と、思う)。
どちらの世界も魅力的なのだけれど、わたしは「ホテル・アイリス」で小川洋子さんに取り憑かれたくちなので、「海」を読みながら、なつかしさに似た感情をおぼえる。
「バタフライ和文タイプ事務所」がいい。
細部に官能を見いだす小川さんの真骨頂。





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Last updated  2007.03.28 14:34:54
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