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カテゴリ:花嫁日記
快晴。
わたしの両親に結婚の挨拶をするため、実家へ。 くまがスーツを着るというので、わたしも合わせてワンピースにジャケットなど羽織りパンプスを履いたら、なんとなくよそゆきな感じ。 あー、緊張してきちゃった! 行きの電車の中、緊張しすぎて腹痛を起こす。 脳内シュミレーションでは、緊張する恋人をやさしく励ます予定だったのに、逆に励まされる。とほ。 自分の実家へ行くのに、なぜこんなに緊張しているのだ?わたしよ。 実家に着き、お酒を飲む前に…とさっそく恋人が口上を述べる。 父がまじめな顔で答えているのを見ていたら、あれれ。涙が出てきちゃったよ。あわわ。 よく見たら、父も母もちょっと涙ぐんでいる。 今から親子3人で泣いているんじゃ、結婚式はどうなることやら。やれやれ。 「至らない娘で。苦労もかけると思いますが…」なんて母が言うので、いよいよ涙が止まらなくなり、泣きながら飲んだビールは、ちょっと苦かった。 母は例によって、ご馳走をたくさん用意して待っていてくれた。 毛ガニ。マカロニサラダ。から揚げ。お寿司。 ふだん無口な父は、いつになく陽気で、仕事のことや結婚のことをたくさん喋った。 わたしは、緊張の糸が切れて、「よっぱらっちゃったー」なんてぐにゃぐにゃしていた。 前にくまが実家へ来たときも思ったことだけれど、自分の好きな人たちが、わたしを大切に思うがゆえにつながっていくというのは、なんて幸せな、そして切ないことなんだろう。 さあ、忙しくなるぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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