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2007.07.11
カテゴリ：こころもよう
ああ、寂しい。
ひっそりと、静かに、胸がつぶれるように、さみしい。悲しい。 胸がつまる。口腔に真綿を詰められて、喉が塞がるようだ。 けれど本当のわたし、わたしのいちばん深いところは、寂しくも悲しくも辛くもない。 いちばん奥に、泉がある。 これはアレクセイの泉だ。 チェルノブイリの原発事故で、なぜか汚染されることのなかったふしぎな泉。 どんなときも何があっても、この泉の水で洗えば、わたしの体や心はきれいになる。 明るく笑おう。 悲しいことなんか、何にもないみたいに。 明るく笑って、きちんと仕事をする。 ひとつ越えるたびに、ひとつ深呼吸ができる。 食欲はほとんどないけど、ごはんをちゃんと食べよう。 部屋を整えて、身の回りをきちんとして。 自分をひとつ、いたわるたびに、この重苦しさも薄皮１枚分ずつ楽になる。 そうしたらいつか、清々しい夏の風みたいな気持ちを取り戻せるはず。 わたし、決めたんだもの。 強くなる。強くなって、大事な人を守れるわたしになる。 だからこの痛みにも、腹に力を入れてちゃんと向き合おう。 向き合って、時間がかかってもちゃんと感じ終える。全部空へ返す。 そうして、強くてきれいな心の持ち主になって、これから作る家族を愛するんだ。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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