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テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:読書日記
何かのねじが外れたみたいに、一日ぼんやりと過ごす。
朝、目がさめて、もう会社へ行かなくていいのだという事実に呆然とし、動揺のあまりふたたび眠りに落ちる。 このところずっとハイテンションで動き回っていたので、体の深いところが疲れていて、いくらでも眠れるのだ。 起き出しても、何かを片づけたり先に進めたりする気持ちにはとてもなれなくて、日記やメールを書いたり、食料を買いに出かけたり、喫茶店に入ったり。 夜にはとうとうすることがなくなって、東京駅前の丸善に出かけた。 大岡信と新川和江の詩集を選び、前から欲しかったチェーホフ・ユモレスカを手に入れ、洋書売り場の横にある喫茶店で電車を眺めながらハヤシライスを食べた。 ぼうっとしたまま、新人ちゃんたちがくれた花かごから開ききったバラを抜き取り、お風呂に散らしてクレオパトラ気分を味わってみる。 仕事そのものはもちろんだけど、家の外に居場所があるという事実がわたしにとって大きかったのだな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.01 22:51:46
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