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テーマ:本のある暮らし(3316)
カテゴリ:読書日記
早起きして電車で町へ出る。
パスポートを受け取り、図書館の利用登録をし、新婚旅行の手続きも済ませる。 たまっていた買い物が終わったところでちょうどお昼になったので、仕事から帰ってきているはずのくまと一緒に食べるつもりでモスバーガーを買って駅へ。 そうしたら、なんと! 乗るつもりだった電車は本日運休。次の電車は1時間半後。 モスバーガー、冷めちゃうよ… 一瞬泣きそうになったけど、泣いても仕方がないので気分を切り替える。というか、あきらめて「へへ」と笑ってみる。 ここは東京ではないし、わたしは会社勤めをしているわけじゃない。 時間はたっぷりあるのだから。焦ることはないさ。 文房具屋さんでたっぷり時間をかけてレターセットを選び、ポテトの油の匂いをぷんぷんさせながら本屋で立ち読みをし、それでも時間が余ったのでクッキー屋さんに入ってゆず茶を飲む。 この間図書館で借りた「13カ月と13週と13日と満月の夜」、行きの電車で読みはじめて電車の待ち時間でちょうど読み終えてしまった。 魔女に体を乗っ取られた女の子の冒険物語なのだけど、どんでん返しに次ぐどんでん返し!先の展開が気になって、ページをめくる手が追いつかない。 やっと来た電車で、一面のりんご畑を眺めながら家に帰る。 さすがに待ちくたびれたなあ。おなかもぺこぺこ。 すっかり冷めてしまったモスバーガーをあたためていたら、いいにおいに誘われて徹夜明けのくまが起きてきた。 今日は日ざしがあたたかいから、これを食べたらカーテンを開けてお昼寝しよう。 * それにしても、初めて行った県立図書館、よく整理されたすばらしい図書館だった。 書棚の間のスペースが、ゆったりとってあるのもすてき。 閲覧席からは、手入れの行き届いた日本庭園がのぞめる。 何を読むわけでもなく、ただたくさん本があるのがうれしくて、本棚の間をしばらくぐるぐる歩き回ってしまった。活字狂… インターネット予約の申し込みをしたので、これからは自宅のパソコンで予約した県立図書館の本を、近所の小さな図書館で受け取って読めるようになる。 少し調べたら、新刊にもほとんど予約がかかっていない。 東京では、人気のある本は300人待ち…なんてことすらあったものなあ。 本好きな主婦のお財布にやさしい、すばらしいしくみと土地柄。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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