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カテゴリ:読書日記
村上春樹氏の「走ることについて語るときに僕の語ること」を読む。 ちょうどわたしも走ることを始め、書くことにも取り組みはじめたばかりなので(そのレベルは真打と見習いくらい違うけれど)、「うんうん」とうなずきながら付箋を貼って読む。 村上さんにとって走ることを語るのは、書くことや生きることについて語るのと同義なのだ。 「小説を書くことは、フル・マラソンを走るのに似ている」 「長編小説を書くという作業は、根本的に肉体労働であると僕は認識している」 というような言い回しが、この本にも繰り返しあらわれる。 走りつづけるモチベーションも、到達点をどこに設定するかも自分次第。他人には頼れない。 そこを越えることが、最低限にしてもっとも難しい条件なのだ。 自分で考える。自分で決める。自分で探す。自分で登る。自分で走る。自分で、書く。 思えばここ2年あまり、その基礎練習ばかりもくもくとしてきたように思う。 …なんてことを、本を開いたままお風呂の中でじーっと考えていたら、のぼせてお風呂の床にしりもちをついてしまった。 フル・マラソン作家への道は遠い! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.23 15:15:30
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