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テーマ:■南の島の過ごし方■(815)
カテゴリ:旅日記
グリーンアイランドリゾート37号室。午後11時半。
天気予報では今日も雨だったのだけれど、朝起きたら明るい曇りで、午後には晴れた。 船で浮島(ポンツーン)に行き、シュノーケリングを楽しむ。 往復の船も浮島もゆらゆら揺れるので、一日中船酔いみたくなっていたのだけど、クラゲよけの青いウェットスーツとライフジャケットを着てゴーグルと足ひれをつけ、2回、海に入った。 紫や白や肌色のや、いろんな色の珊瑚が林のように生い茂り、その間を、青や白や黄色やオレンジやそれらのしま模様や、無数の魚がゆうゆうと泳いでいる。水はエメラルドグリーン。 マスクをくわえているのも忘れ、「ふわあ、きえい!ふごい!(きれい!すごい!)」と歓声を上げて、口から海水が入ってくる。ぶくぶく。 くまが手をつないでいてくれたので、波が高くてもこわくなかった。 海に入ると船酔いがひどくなるので、波のせいかな…と思っていたら、間違えて度入りのゴーグルをかけていたのだった。返すとき、係員のお兄さんに教えられた。道理で遠くは見えにくいのに、珊瑚や魚の模様だけ妙によく見えるはずだ! ランチビュッフェがついていたのだけれど、度入りゴーグルのおかげでほとんど手をつけられず、くまが取ってきてくれたフルーツの皿からスイカばかり選んで食べた。妊娠してつわりがきたら、わたしスイカばかり食べるんだろうか。 浮島から帰ってきても晴天はつづき、桟橋で写真を撮ったり魚の餌付けを見たり(サメも来た!)、ビーチでサンセットカクテルを飲んだりしながら夕方を過ごす。 日帰りの観光客が午後の船で帰ってしまうと、島は全体がプライベートビーチみたいになる。 静かな中に、波の音。空が大きい。デッキチェアに横たわって、海を眺めながらシャンパンを飲む。バカンスのお手本みたいなひととき。晴れたら明日も行こう。 夕食はホテルのレストラン「エメラルズ」で、サラダと若鶏のローストだけを注文する。昨夜はプールに面したテラス席でコースをいただいたのだが、量が多くてメインを半分も食べられなかった。 今日はお昼ごはんをほとんど食べていなくておなかが空いていたし、量もちょうどよかったのでおいしくいただく。 アメリカに行ったときも感じたけれど、日本の料理って本当にレベルが高いと思う。 あの繊細な味付け。控えめなたたずまい。 くまは旅行に来てからいつにも増してやさしく、あれこれ世話を焼いてくれる。 英語をしゃべるのも、ウェットスーツを着せたり脱がせたりするのも、荷物を解いたりパッキングしたりするのも、何もかも。おまけにこの島では、英語と同じくらい日本語が通じるので、まったく不便を感じない。わたしは姫になったみたいだ。 こんないい思いをするのも人生で最後かもしれないから、よくよく味わっておこう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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