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テーマ:旅のあれこれ(10281)
カテゴリ:旅日記
ケアンズの山側にあるキュランダ村を経由し、さまざまな動物を観察するツアーに参加する。朝から晩まで終日。
スケジュールがみっちり詰まっていて、日記をつけるひまもなかった。 写真とともに、絵日記ふうにお楽しみください。 ルームサービスの朝食。いよいよハネムーンらしくなってきたぜ! 量が多すぎて、ちっとも食べられませんでしたとさ。 ブーゲンビリアの咲くかわいい駅からキュランダ観光鉄道という観光列車に乗って、キュランダ村まで山を登る。 箱根登山鉄道みたいな位置づけですね。 原型は昔の金鉱列車だそうで、アメリカの西部開拓時代をほうふつとさせる雰囲気。 だんだん山を登ってゆく。このあたりの景色は、「世界の車窓から」のオープニングを10年間飾っていたらしい。 キュランダ村に着いて、テーマパークでコアラを抱っこして写真を撮るとき、係の人が「Japaneseが多すぎて、コアラがtoo much workで超心配!なんでこんなにいっぱい(日本人が)いるんだ!」と(英語で)言っていた。 日本人って、ヒアリング能力は高いのにあまり積極的に話さないから、英語がわからないと思われている気がしてならない… コアラの体はあたたかく、爪は思いのほか鋭い。彼もワニ園のワニ同様、静かに自分の仕事をこなしていた。 知らない人に次々抱きついて写真を撮るなんて、体を売るのと同じくらい大変な仕事だ。わたしにはとてもできない。 辛いのか、案外なんとも思っていないのか、彼の表情からはわからなかった。 アボリジニのダンスショーを見て(くまはなぜかステージに呼ばれ、一緒に踊っていた)、軍事用水陸両用車に乗り、例によってバーベキューランチを食べ、バスに乗って高さ1メートル以上の巨大アリ塚を見る。 アリたちは何十年もかけて木のそばに塚を建設し、地面の下から木の内部に侵入して、木の中身を食べる。空洞になった木は、倒れてしまうこともあるらしい。 アボリジニの便秘の薬、セロリの味だと言われてくまは1匹試食していた。 彼らはアリの仲間ではなく、わたしがおそれている台所のお客さん、Gの仲間だと聞いて、わたしは遠慮しておいた。 車の中から、カンガルーとワライカワセミも見た。 カンガルーは、木の間をぴょんぴょん飛び跳ねて逃げてゆく。ほんとうに跳ぶのだなあ、カンガルーは。 ワライカワセミは間抜けな名前だが案外たくましく、毒ヘビをつかまえて、木に打ちつけて殺してから食べるらしい。クククカカカ… 岩場でワラビーに餌付けをしている様子。 カンガルーと同じ有袋類なので、おなかに赤ちゃんがいます。くまがお母さん、わたしが赤ちゃんにえさをあげてみた。 ワラビー20匹ほどに、バス2台分の人間が餌付けをしようとするので、ワラビーたちもおなかいっぱい。あまり気乗りしない様子で、それでも多少観光客にサービスしてくれる。 ワラビーの舌は、小さくてぬるかった。 熱帯雨林に分け入り、カーテンフィグトゥリー、絞め殺しのイチジクの木も見る。 イチジクに絞め殺された木が、絶命して隣の木に斜めに倒れかかり、そこからさらにイチジクが地面に向けて根っこを伸ばした結果、巨大なおそろしいカーテンのような姿になっているのです。 時間軸が違うだけで、基本的にワニと同じだよなあ…とすぐワニに例えたくなるわたし。 夕方、川辺でカモノハシを見る。 カモノハシはほとんど目が見えないのだけれど、生物が出すわずかな電流を察知して、泥の中でも獲物をつかまえるらしい。 昔読んだ「川べにそよ風」という童話を思い出しながら眺める。 昨日のスコールで水量の増えた川を、カモノハシは一生けんめい、流れに逆らって泳いでいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.28 12:55:13
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