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テーマ:今夜のばんごはん(50670)
カテゴリ:雪のある暮らし
すごい雪です。もう笑うしかない。
南の島の日記を清書しながら窓の外に降りしきる雪を眺めていると、あまりのギャップにふしぎな気持ちがしてくる。地球上には、ほんとうにいろんな場所があるなあ! わが家の駐車場は、アパートから少し離れた野ざらしの場所にあって、除雪車もまじめに除雪をしてくれません。 朝、窓から見たら車体が見えないほど雪に埋もれて、小高い丘ですかね、あれは?という具合になっていたので、おじいちゃんの車が雪の重みでつぶれる前に救出すべく、雪かきスコップを持って駐車場へ向かう。 ダウンジャケットに長靴、毛糸の帽子、手袋。雪かきの基本装備です。 家の前でうっかり除雪していない場所に踏み込んでしまい、突然足の付け根まで雪に埋もれる。こんなに積もっていると思わなかった!びっくりして、思わず笑いがこみ上げる。 駐車場へ着くも、雪が深すぎて車にたどり着けず。 とりあえず雪かきのための場所を確保すべく、雪をすくい上げては雪山に投げ上げる。 ぜえぜえ言っていたら、近所の女の人も雪かきにやってきた。 あまりにも果てしない作業なので、顔を見合わせて思わず笑う。 地元の人にとっても、一度にこんなに降るのは珍しいみたい。 「車の前の雪をどけて、動かしてからがーっとやると早いですよ」と教えてもらった。 わたしの2倍くらいの速度で、地面に白い部分も残さず、手際よく作業をして、女の人は去っていった。雪国の女…かっこいい… わたしはと言えば、死闘2時間、全身汗でずぶ濡れになり、腕と肩がぶるぶる震えるほど雪を運んで、何とかそれらしい格好をつけた感じ。 しかし驚いたなあ。車の上に、大げさでなく50センチくらいは積もっていた。 雪を下ろしたら、車が急に小さくなったように見えたもの。 昨日も雪かきはしたのに、ひと晩でこんなことになるなんて。 ぼろぼろの体を引きずって帰宅し、着替えるのももどかしくがぶがぶ水を飲んで、がふがふごはんを食べる。 肉体労働だから、お腹が空くのですね。 つやつやのごはんに納豆。お魚。梅干。おみそ汁。どれも涙が出るほどおいしかった。日本の宝だ! そのままこたつに倒れて眠ってしまい、はっと目覚めたら体のあちこちがぎしぎしと悲鳴を上げている。 でも、まあ、おかげで週末の雪かきが楽になったし、おじいちゃんの車もつぶれずにすんだし、近所の人とお話もできたし、気晴らし…と言うにはちょっとハードだけどいい運動になったし、ごはんもおいしく食べられたし、たまにはいいとしよう。 * 昨日は夜、ねぎと白菜の水炊きを食べた。 干ししいたけと昆布を昼から水に浸しておいたダシを土鍋であたためて、切った野菜とお豆腐を入れて煮るだけ。この間届いたクウネルに載っていて、とてもおいしそうだったのです。 ちょうどゆずの買い置きがあったので、自家製ポン酢にゆず果汁を搾り入れたのと、すりおろしたゆず皮を味噌に混ぜたものと、ゆず果汁を混ぜた塩と、3種類のたれでいただく。 ポン酢って自分で作れるんだ!と作ってみて今さら驚いている次第。しょう油8とお酒2とみりん1を小鍋で沸騰させ、お酢4を加えて冷ましたら完成。市販のよりうんとおいしいです。 せっかくなので、日本酒を熱燗にして、雪国の晩酌。 旬の野菜の甘みにゆずの香りがアクセントになって、しいたけも旨味たっぷりで、思いがけず贅沢な夕食になった。冬の定番になりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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